アラサー隠居

都心のサラリーマンから田舎の山麓に住む「隠居」に転身したアラサー男が、孤独な生活や持病のIBS(過敏性腸症候群)にちなむ体験談、本などを紹介します。

隠居全般

孤独だと過去を思い出してばかりだが、それも良いかもしれない

人と会わない孤独な生活を始めてから、過去を思い出すことばかりしている。新生活の開始直後は、直近のサラリーマン生活について想起することが多かった。それが徐々に大学時代、高校時代、不登校だった中学時代、果てはそれより前の子供時代の記憶まで遡る…

無職がプロレタリア文学を読んだら【読書ノート】「蟹工船/小林多喜二」

蟹工船・党生活者 (新潮文庫) 作者:多喜二, 小林 新潮社 Amazon 「ドン・キホーテ」に続く、今更読む名作シリーズ。賃金労働者の苦悩と反抗を書いたプロレタリア文学の代表作と評される本作を、無職の私があえて読んでみた。 この手の作品を読むと、「自分な…

無職の髪のエトセトラ

なれるか、仙人ヘアー 髪が、伸びた。切らないから当然である。4月に隠居生活を始めてから、早くも5カ月(!)が経過した。人の髪の毛は1カ月に約1cm伸びるらしいので、サラリーマン時代から5cmくらいは長くなった計算になる。前髪は引っ張れば口まで届くし…

「ゴキブリムエンダー」でゴキブリと無縁になった

初夏になってから、家の中でゴキブリの赤ちゃんを毎日のように見かけるようになった。5ミリメートルくらいの黒い体に白い線が入っている「クロゴキブリ」の幼虫だ。消臭剤のように部屋の中にスプレーするだけでゴキブリ駆除ができるというKINCHOの「ゴキブリ…

五木寛之氏は「アラサー隠居」を経て作家デビュー

五木寛之の金沢さんぽ 作者:五木 寛之 講談社 Amazon 「五木寛之の金沢さんぽ」という本を読んでいたら、思わぬ発見があった。五木氏も、今の私と同じ「30歳前後」という年齢の時に、東京での生活に疲れて一時、配偶者の実家がある金沢(石川県)に身を引き…

無職と雨と月曜日

「雨の日と月曜日」は無職だって憂鬱 1970年代に活躍したアメリカ人デュオのCarpentersのヒット曲に、「Rainy Days And Mondays」というのがある。雨の日と月曜日はなんだか憂鬱になる、そういう心情を歌ったものだ。天候の悪い日と、休日の翌日に気分が晴れ…

無職初の住民税 カード払いで1,500円分のポイント獲得

前年の収入から計算される住民税。6月中旬、現在は無職の私にも前住居地から住民税決定通知書が届いた。会社員時代は給与天引きだったので、直接納める「普通徴収」の通知書を見るのは初めてだ。金額は24万3,600円。ある程度の想定はしていたが、やはり高い…

ぐんま百名山で最も低い「庚申山」を登ってみた

「ぐんま百名山」で最も低い藤岡市の庚申山(こうしんやま、標高189m)を登ってきた。「登る」と言っても、私は標高約400mの場所に住んでいるので、その2分の1ほどの高さだ。しかし林の中をジグザグに抜ける登山道などが、しっかりとした「山感」を醸し出…

無職でも作れた「Visa LINE Payクレジットカード」

Visa LINE Payクレジットカードは無職の味方? 先日の記事(隠居の生活費は現状で月11万円程度)で家計を見直していたら、メインで使うクレジットカードについても再考が必要だと感じた。これまではマイルを貯めるのを目的に、1,650円の年会費を払って三井住…

田舎道を歩行者同士ですれ違う気まずさは好意に変わる?

田舎の生活道路では、歩行者同士がすれ違う時に気まずい空気が流れる。都市部と違って歩行者がめったにいないので、大抵の場合は自分と相手が「1対1」の関係になり、妙に意識するからだ。 私のような小心者の場合、数百メートル向こうから人が見えた途端、…

隠居の生活費は現状で月11万円程度

2021年4月から隠居を始めて2カ月以上が経過しました。4,5月の生活費(家賃込み・税金は含まない)はそれぞれ約11万円でした。隠居を構想した時点で想定していた出費額「月10万〜12万円」の範囲内に収まっています。ただ、「20代で隠居: 週休5日の快適生活」…

お米(ご飯)は普通の鍋で簡単に美味しく炊ける

私はお米(白ご飯)を普通の鍋で炊いています。 実はこれ、隠居前からの習慣です。サラリーマン時代から炊飯器を持っていませんでした。電子レンジでチンするパックご飯に頼っていたからです。が、コロナ禍で在宅時間が増え、自分で炊いた方が効率的だと思う…

昨日コハコベ今日カタバミ 明日はヨモギかイタドリか

今日は庭に生えていた「カタバミ」を食べました。生だとレモンのような「キュッ」とした酸味があって美味しかったです。試しに茹でたところ、シナシナになってしまいました。味はシソに近かったです。野草食の初心者として「生」には抵抗があったのですが、…

野草食、はじめました。

先日、読者感想を書いた大原扁理さんの「20代で隠居」に感化されて野草を食べてみました。最初のターゲットは庭に生えていた「コハコベ」。お試し程度にごく少量ですが、アク抜きをした後、油で炒めて調理したところ香ばしくて美味でした。目的の植物を見つ…

隠居の家探し 楽器可・5万円以下の戸建て賃貸物件を見つけるまで

私は今、田舎の山麓にある「平家の戸建てで家賃(管理費・保証料込み)4万6,000円」の賃貸物件に住んでいます。 隠居にしては贅沢な家賃かもしれません。が、「楽器可」という私にとっての第一条件を満たしており、築年数は古いもののリフォーム直後で内装が…

【読書感想】プロ隠居のノウハウ本「20代で隠居 週休5日の快適生活/大原扁理」

若者の隠居について調べるとまず辿り着くのが、この本の著者である大原扁理さん。20代で隠居を選び、出版当時(2015年)で既に隠居5年目。私のような「にわか隠居」とは一線を画す若年隠居の第一人者、大先輩です。 20代で隠居: 週休5日の快適生活 作者:大…

節約や副業でミニリタイア資金を確保した人たち

前回書いた kizenarui.hatenablog.jp で引用させて頂いたBusiness Insiderのウェブサイトをよく見ると、ミニリタイア経験者の金銭事情について参考になる関連記事が複数あったのでご紹介いたします。労働期間中は共働きや副業などで高給を稼ぐ一方、節制を徹…

仕事から一時離脱するミニリタイア(mini-retirement)という生き方

一時的に仕事から離脱する「ミニリタイア」という言葉があることを知りました。アーリー(早期)リタイアに代わる新たなトレンドとして、米国で注目を集めているそうです。 以下のTED講演「The Power Of Time Off」では、グラフィックデザイナーのStefan Sag…

隠居とは アーリーリタイアやセミリタイアとの違い

当初、私のように「若くして、田舎の山麓で就労も就学もせず、静かに暮らす」ことを一言で表現するのに、どのような言葉が適切なのか迷いました。「就労も就学もしない」という意味ではアーリーリタイア(早期リタイア)やニートといった言葉も使うことがで…

都会暮らしへの疑問と田舎暮らしへの憧憬 隠居の理由#3

私が田舎の山麓での隠居じみた生活を選んだ理由には、都会暮らしの必要性への疑問と、田舎暮らしへの憧れがありました。コロナ禍で外出や移動が制限され、ハイレベルな人材との接点といった都会暮らしのメリットよりも、デメリットが目立つ状態に。駆け出し…

貯金の増加が労働意欲を奪う 隠居の理由#2

経済的な事情も、隠居生活を選ぶ大きな理由でした。幸いにも、私がいた会社の給料はコロナ禍の影響を受けませんでした。一方、自粛生活により出費は大きく減少。月々の収支(収入から支出を引いた額)はプラス10万円を超え、「身を粉にしてまで、独身が食っ…

「コロナうつ」から逃れるための妥協的な選択 隠居の理由#1

2021年4月から始めた田舎の山麓での隠居生活ですが、実は「海外放浪」や「(車の)バン生活」など様々な選択肢を保留した上での、妥協的な選択です。「コロナうつ」による虚無感や精神的な苦しみから逃れるため、とにかく仕事をやめて、生活スタイルを変えた…

アラサー男に「隠居」は可能なのか

「仕事も人間関係も全て放り出して、誰も知り合いのいない南の島でのんびりしたい」ー。誰もが一度は考えることではないでしょうか。 いわゆるアラサー(around thirty=30歳前後)の私は2021年3月末で都内の会社を辞め、南の島…ではありませんが、人口約2万…