アラサー隠居

バンライフ、旅、持病のIBS(過敏性腸症候群)、読んだ本などについて

旅への憧憬は60歳手前でも冷めない【読書ノート】「チャーリーとの旅/ジョン・スタインベック」

チャーリーとの旅 作者:ジョン スタインベック ポプラ社 Amazon 1960年、「アメリカ文学の巨人」と謳われる58歳の作家ジョン・スタインベックが、愛犬とともに母国アメリカを旅した記録。ピューリッツァー賞やノーベル文学賞を授かった人気作家が素性を隠し…

自分は親を捨てられるか【読書ノート】「楢山節考/深沢七郎」

楢山節考 (新潮文庫) 作者:七郎, 深沢 新潮社 Amazon 日本人の死生観に言及する多くの本で引用されていて、小説としても名作と評価されている。老人を山に捨てにいく「姥捨山(うばすてやま)伝説」を元にした作品で、老婆「おりん」とその家族らが、村でル…

「ゴキブリムエンダー」で幼虫を見なくなった

初夏になってから、家の中でゴキブリの赤ちゃんを毎日のように見かけるようになった。5ミリメートルくらいの黒い体に白い線が入っているクロゴキブリの幼虫だ。消臭剤のように部屋の中にスプレーするだけでゴキブリ駆除ができるというKINCHOの「ゴキブリムエ…

死が迫る人は何を求める【読書ノート】「死ぬ瞬間/E・キューブラー・ロス」

死ぬ瞬間-死とその過程について (中公文庫 (キ5-6)) 作者:エリザベス・キューブラー・ロス 中央公論新社 Amazon 参考になった知識 ・死が目前に迫った人の精神は(1)否認と孤立→(2)怒り→(3)取引(神との交渉)→(4)抑うつ→(5)受容の5段階を経…

死は穢らわしいのか【読書ノート】「納棺夫日記/青木新門」

納棺夫日記 増補改訂版 (文春文庫) 作者:青木 新門 文藝春秋 Amazon 参考になった知識 ・「納棺夫」という言葉は辞書になく、著者が客からそう呼ばれたのを受け入れていくうちに生まれた造語。 ・死体を綺麗にする「湯灌」はかつて、死者の親族が担うものだ…

IBSを克服した医師が語る【IBS本】「1分で効く!下痢止めBOOK 過敏性腸症候群を自分の力で治す本/加藤直哉」

1分で効く! 下痢止めBOOK: 過敏性腸症候群(IBS)を自分の力で治す本 作者:加藤直哉 径書房 Amazon 参考になった知識 ・健康なバナナ便と下痢便を分ける水分量は、わずか20ミリリットル。成人の1日の排便量は150〜200グラム程度。健康な便の水分量は70〜80%な…

正常な排便に朝は大事【IBS本】「もう通勤電車で下痢にならない!/松生恒夫」

もう通勤電車で下痢にならない! すべてのお腹弱い系を救う40の方法 作者:松生 恒夫 祥伝社 Amazon 参考になった知識 ・正常な排便を促す「大蠕動」は、朝食を食べた約1時間後に特に起こりやすく、この動きは20〜30分しか持続しない。次に起こるのは半日〜1日…

社会は自死を肯定できるか【読書ノート】「自死という生き方/須原一秀」

自死という生き方 (双葉新書) 作者:須原 一秀 双葉社 Amazon 参考になった知識(著者の主張) ・著者を自死に駆り立てたのは、「平常心で死を受け入れることは本当に可能か?」という仮説を「実証」しようとする研究者魂。 ・三島由紀夫の自死は当時、世間か…

神社の建立すら仏教の影響かも?【読書ノート】「神仏習合/逵日出典」

参考になった知識 ・人はもともと、「神」に必要な時だけ降臨を求めていた。人里に神社をつくり、そこに神の常在を求めるようになったのは仏教寺院の影響と考えられる。 ・固有の能力を持つ人格神の登場も、仏教の影響と考えられる。仏像に相応するものとし…

ちょっと苦言【IBS本】「いちばんわかりやすい過敏性腸症候群/伊藤克人」

【読む常備薬】いちばんわかりやすい過敏性腸症候群: もう悩まない! おなかの不調との付き合い方 河出書房新社 Amazon 本のタイトル通り、イラスト多め、文字少なめで「わかりやすさ」に重点を置いている印象。IBS(過敏性腸症候群)の主因が「ストレス」に…

人の死生観は短期間で変わる【読書ノート】「生きる勇気 死ぬ元気/五木寛之 帯津良一」

生きる勇気、死ぬ元気 作者:帯津 良一,五木 寛之 平凡社 Amazon 大変お世話になった高齢の知人が自死を選んだのを知り、高齢者の死生観について考える機会が増えた。私は以前から「人はなぜ生きるのか」といったことを漠然と考えていたが、それは若者特有の…

【IBS本】「パン・豆類・ヨーグルト・りんごを食べてはいけません/江田証」

パン・豆類・ヨーグルト・りんごを食べてはいけません ―世界が認めたおなかの弱い人の食べ方・治し方 作者:江田 証 さくら舎 Amazon 以前読んだ「自分で治す過敏性腸症候群の本/江田証」、「なんだかよくわからない『お腹の不調』はこの食事で治せる!/江…

五木寛之氏は「アラサー隠居」を経て作家デビュー

五木寛之の金沢さんぽ 作者:五木 寛之 講談社 Amazon 「五木寛之の金沢さんぽ」という本を読んでいたら、思わぬ発見があった。五木氏も、今の私と同じ「30歳前後」という年齢の時に、東京での生活に疲れて一時、配偶者の実家がある金沢(石川県)に身を引き…

【IBS本レビュー】「なんだかよくわからない『お腹の不調』はこの食事で治せる!/江田証」

なんだかよくわからない「お腹の不調」はこの食事で治せる! 世界が認めた低FODMAP食事法 作者:江田 証 PHP研究所 Amazon 前回読んだ「【IBS本レビュー】低FODMAP食の教科書的な「自分で治す過敏性腸症候群の本/江田証」 - アラサー隠居はIBSに怒る」と同様…

【IBS本レビュー】低FODMAP食の教科書的な「自分で治す過敏性腸症候群の本/江田証」

自分で治す過敏性腸症候群の本 (TJMOOK) 宝島社 Amazon 過敏性腸症候群(IBS)や低FODMAP食について、多くの著作を持つ医師・江田証氏が監修した本。IBSが発症する原理や、低FODMAP食の具体的な実践方法などが収められている。全ページカラーでイラスト多め…

【IBS本レビュー】「バイバイ!過敏性腸症候群(IBS)/綿樽剛」

バイバイ!過敏性腸症候群(IBS): ありがとう糖質制限!トイレに通い続ける日々からの解放 作者:綿樽 剛 メンタルを強くする出版 Amazon 「【IBS本レビュー】「過敏性腸症候群(IBS)は治らない?/Kazuya_M」 - アラサー隠居」と同じく、Kindle Unlimitedの…

【IBS本レビュー】「過敏性腸症候群(IBS)は治らない?/Kazuya_M」

過敏性腸症候群(IBS)は治らない?: 過敏性腸症候群(IBS)とできるだけうまく付き合う方法 作者:kazuya_M Amazon Kindle Unlimitedの読み放題で読んだ(単体購入も可能)。27歳でIBS(過敏性腸症候群)を発症した著者が、41歳の執筆当時までに、いかに症状を軽…

無職と雨と月曜日

「雨の日と月曜日」は無職だって憂鬱 1970年代に活躍したアメリカ人デュオのCarpentersのヒット曲に、「Rainy Days And Mondays」というのがある。雨の日と月曜日はなんだか憂鬱になる、そういう心情を歌ったものだ。天候の悪い日と、休日の翌日に気分が晴れ…

無職初の住民税 カード払いで1,500円分のポイント獲得

前年の収入から計算される住民税。6月中旬、現在は無職の私にも前住居地から住民税決定通知書が届いた。会社員時代は給与天引きだったので、直接納める「普通徴収」の通知書を見るのは初めてだ。金額は24万3,600円。ある程度の想定はしていたが、やはり高い…

ぐんま百名山で最も低い「庚申山」を登ってみた

「ぐんま百名山」で最も低い藤岡市の庚申山(こうしんやま、標高189m)を登ってきた。「登る」と言っても、私は標高約400mの場所に住んでいるので、その2分の1ほどの高さだ。しかし林の中をジグザグに抜ける登山道などが、しっかりとした「山感」を醸し出…

群馬県のワクチン集団接種は1週間前の深夜〜早朝だと予約しやすい

群馬県の小さな町にも、コロナワクチン集団接種の案内が届いた。郵便を確認した6月26日(土)の19時20分ごろに早速、LINEで予約を試みたが、「この会場(Gメッセ群馬)の予約は全て埋まりました。前の質問に戻って別の会場をご選択いただくか...」との表示。…

無職でも作れた「Visa LINE Payクレジットカード」

Visa LINE Payクレジットカードは無職の味方? 先日の記事(隠居の生活費は現状で月11万円程度)で家計を見直していたら、メインで使うクレジットカードについても再考が必要だと感じた。これまではマイルを貯めるのを目的に、1,650円の年会費を払って三井住…

田舎道を歩行者同士ですれ違う気まずさは好意に変わる?

田舎の生活道路では、歩行者同士がすれ違う時に気まずい空気が流れる。都市部と違って歩行者がめったにいないので、大抵の場合は自分と相手が「1対1」の関係になり、妙に意識するからだ。 私のような小心者の場合、数百メートル向こうから人が見えた途端、…

隠居の生活費は現状で月11万円程度

2021年4月から隠居を始めて2カ月以上が経過しました。4,5月の生活費(家賃込み・税金は含まない)はそれぞれ約11万円でした。隠居を構想した時点で想定していた出費額「月10万〜12万円」の範囲内に収まっています。ただ、「20代で隠居: 週休5日の快適生活」…

お米(ご飯)は普通の鍋で簡単に美味しく炊ける

私はお米(白ご飯)を普通の鍋で炊いています。 実はこれ、隠居前からの習慣です。サラリーマン時代から炊飯器を持っていませんでした。電子レンジでチンするパックご飯に頼っていたからです。が、コロナ禍で在宅時間が増え、自分で炊いた方が効率的だと思う…

昨日コハコベ今日カタバミ 明日はヨモギかイタドリか

今日は庭に生えていた「カタバミ」を食べました。生だとレモンのような「キュッ」とした酸味があって美味しかったです。試しに茹でたところ、シナシナになってしまいました。味はシソに近かったです。野草食の初心者として「生」には抵抗があったのですが、…

野草食、はじめました。

先日、読者感想を書いた大原扁理さんの「20代で隠居」に感化されて野草を食べてみました。最初のターゲットは庭に生えていた「コハコベ」。お試し程度にごく少量ですが、アク抜きをした後、油で炒めて調理したところ香ばしくて美味でした。目的の植物を見つ…

隠居の家探し 楽器可・5万円以下の戸建て賃貸物件を見つけるまで

私は今、田舎の山麓にある「平家の戸建てで家賃(管理費・保証料込み)4万6,000円」の賃貸物件に住んでいます。 隠居にしては贅沢な家賃かもしれません。が、「楽器可」という私にとっての第一条件を満たしており、築年数は古いもののリフォーム直後で内装が…

【読書感想】プロ隠居のノウハウ本「20代で隠居 週休5日の快適生活/大原扁理」

若者の隠居について調べるとまず辿り着くのが、この本の著者である大原扁理さん。20代で隠居を選び、出版当時(2015年)で既に隠居5年目。私のような「にわか隠居」とは一線を画す若年隠居の第一人者、大先輩です。 20代で隠居: 週休5日の快適生活 作者:大…

「本統」「年々歳々」志賀直哉と井上靖の手癖フレーズ

珍しく小説に手を出し、志賀直哉の「小僧の神様・城の崎にて」を読んでいたら、気になる表現がありました。「本当」と書くところを、「本統」と書いているのです。 小僧の神様・城の崎にて (新潮文庫) 作者:志賀 直哉 メディア: 文庫 昔の人は「本統」と書く…