アラサー隠居

バンライフ、旅、持病のIBS(過敏性腸症候群)、読んだ本などについて

【IBS本】「パン・豆類・ヨーグルト・りんごを食べてはいけません/江田証」

 

 

 以前読んだ「自分で治す過敏性腸症候群の本/江田証」、「なんだかよくわからない『お腹の不調』はこの食事で治せる!/江田証」と同様、江田証氏の本。発酵性糖質を避ける低FODMAP食の実践方法などはそもそも、低FODMAP食を考案した豪・モナシュ大学のやり方に沿ったものなので前出の2冊と同じだが、腸や健康にまつわる雑学は前出の2冊よりも多い印象がある。

 

 「【IBS本レビュー】「なんだかよくわからない『お腹の不調』はこの食事で治せる!/江田証」 - アラサー隠居はIBSに怒る」で書いたように、私個人として疑問を感じたフルクトース(果糖)の吸収について、前出の2冊よりも詳細に述べられていた。疑問というのは、「フルクトースの量がグルコースブドウ糖)の量を下回っていれば小腸で上手く吸収されるのに、なぜフルクトースとグルコースのバランスが良好な低FODMAPフルーツを食べすぎてはいけないのか」というものだ。

 

 本書には、 

過敏性腸症候群の人にとっては、食品一食あたりフルクトースがグルコースより0.2グラム多い食品・飲料は、ふつうの場合症状は起こしません。

 とある。ただし、この後の記述で

キウイ100グラム中のフルクトース量4グラム、グルコース量4グラム。四引く四=0グラム(適している)

 とあるので、前出の「フルクトースがグルコースより0.2グラム多い食品・飲料」は、「フルクトースがグルコースを上回る量が(ジャスト0.2グラムではなく)0.2グラム以下(もしくは未満?)の食品・飲料」の間違いだろう。

 

 つまり、フルクトース量がグルコース量を上回っていても、その超過分が0.2グラム以下であれば「低FODMAP食」に分類されるようだ。仮に一食あたりの「フルクトース引くグルコース」が0.2グラム以下の低FODMAP食品でも、食べれば食べるほどその差は広がっていく。結果的にグルコースを上回るフルクトースの量が0.2グラムを超過するので、低FODMAPに該当するフルーツでも「食べすぎてはいけない」というのは理解できる。

 

 さらに、本書には

いくらグルコースとフルクトースのバランスが保たれていても、あまりにもフルクトースを大量にとってしまうと、腸の負担になってしまうことがあります。 

 とあったので、そもそもグルコースとの相対的な量だけでなく、絶対量も関係するらしい。その辺りの原理については本書で述べられていなかった。

 

 腸にまつわる雑学的な知識として気になったのは、腸内細菌の性質が、自閉症の症状や脳の発達(記憶力など)にも関わっている可能性がある、との研究結果だ。私は、自分の意志ではコントロールできない不随意筋である腸に長年悩まされいるが、腸よりも自分の意志から遠い存在である「腸内細菌」に自分の脳をコントロールされているとしたら、なんと滑稽なことだろう。