むつ市中心部の「代官山公園」は2,000円で車中泊可能 トイレ綺麗
青森県は下北半島のほぼ中心、むつ市街にある。周辺には道の駅がないので、有料だが貴重な車中泊スポットだ。日本三大霊場に数えられる恐山まで車で約20分でアクセスできる。
「PARK DAIKANYAMA」という名称で公園の一部がグランピング施設として管理されていて、電源付きの車中泊専用スペース(全2台)は1泊2,000円。衝立で区切られていて、軽バンであれば縦にでも横にでも停められるくらい広々していた。脇には共用の水道があるが、屋根はない。1泊1,000円のテントサイトもある。
24時間使えるトイレは公園の公衆トイレと兼用だ。建物自体が新しく、とても綺麗だった。男性用の個室は洋式1つでウォシュレット付き。
10分100円のコインシャワーにはシャンプー・コンディショナー・ボディーソープが備えてあり、ドライヤーとヘアアイロンも用意されている。市街地の真ん中なので、徒歩圏内にコンビニが複数あるなど買い物には困らない。
[参考] PARK DAIKANYAMA(公式ホームページ)
取材日: 2022年10月上旬
「道の駅かわうち湖」は車中泊可能 トイレ普通 夜は人気なし
青森県下北半島の周遊ルート、大間町とむつ市街の中間地点に位置する貴重な車中泊スポットだ。西側の海岸沿いのルートには「道の駅わきのさわ」もあるが、同駅が面する国道338号の一部区間が2022年10月上旬時点で通行止めだったため、私は「道の駅かわうち湖」のある山間のルートを通ることになった。
24時間トイレの男性用個室は洋式1つ(ウォシュレットなし)と和式1つ。建物自体に古さが感じられるが、清掃状況はよかった。
駐車場のキャパシティは約60台。平日ということもあってか、夜間の滞在は私一人だけだった。トイレ以外は真っ暗だったので、人によっては恐怖を感じるかもしれない。
営業時間中は道の駅本館内にゴミ箱がある。コンビニなど食料品を買える場所は周囲にないので、必要なら大間か、むつ方面の市街地であらかじめ買っておく必要がある。
取材日: 2022年10月上旬
大間ターミナル近くの「大間テントサイト」は無料で車中泊可能 テント設営も
24時間利用可能なトイレは建物自体に古さが感じられるものの、男性用の個室は洋式2つでウォシュレット付きと充実している。
青森県下北半島の「本州最北端」に位置する大間テントサイトは無料のキャンプ場で、利用に手続きなどは必要ない。北海道の函館ターミナルと海路でつながる大間ターミナル周辺には道の駅などがないので、フェリーを利用する旅人にとっては非常にありがたい車中泊スポットだ。駐車場のキャパシティは約40台で、「本州最北端の地」の記念撮影スポットとの兼用なので日中は混雑する。しかし少しだけ離れた場所に約70台分の第二駐車場もあるので、あぶれることは無さそうだ。
第一駐車場の一画は芝地に面しており、テント設営に都合が良い。テントサイト内は火気使用禁止とされているが、その代わり立派な屋内型の炊事棟があって、コイン式のガスコンロが備えてある。ゴミ捨て場はない。
車で5分ほどの市街地にコンビニやコインランドリーがある。大間テントサイト周辺は観光地のため、大間名物であるマグロをはじめとした海産物を提供する飲食店が立ち並んでいるが、観光地価格という印象だった。車で5分ほどで行ける入浴施設「おおま温泉 海峡保養センター」で食べた刺身定食が1,200円とリーズナブルで美味しかった。
取材日: 2022年10月上旬
「道の駅みそぎの郷きこない」は車中泊可能 夜間トイレは少ないが綺麗
24時間トイレは少し変わっていて、男女兼用の個室が2つある。どちらも洋式・ウォシュレット付きで、綺麗だった。別に多機能トイレも1つある。日中の営業時間内は、通常の男女別のトイレが使える。こちらも綺麗だった。
駐車場のキャパシティは約150台と大きい。車中泊スポットとして人気なのか夜間も車は多かったが、それでも十分な余裕があった。木古内駅の目の前にあり、終電までは駅のアナウンスや電車の音が間近で聞こえる。
トイレ入口の前に洗面所があり、カセットボンベの捨て場まである。特に明示はされていないが、車中泊を歓迎しているのかもしれない。また、道の駅の入口近くにセイコーマートがある。ちなみに道の駅名の「みそぎの郷」は、冷水や海水で体を清める地元の祭り「寒中みそぎ祭り」が由来になっているようだ。
取材日: 2022年9月下旬