アラサー隠居

バンライフ、旅、持病のIBS(過敏性腸症候群)、読んだ本などについて

走ったキロ数×10円を「あしなが育英会」に寄付します

YouTubeに動画をアップロードしている、静岡県の御殿場から四国まで自らの脚で走る「RUN TO SHIKOKU」で走ったキロ数×10円を、遺児への経済援助活動などを行う「あしなが育英会」に寄付することにしました。無為な道楽として行っているこの旅に少しは社会性…

Wi-Fiなし、テザリングのみで生活できている

2021年10月末でUQ WiMAXのポケットWi-Fiを解約し、パソコンのネット通信はスマートフォンのテザリング機能のみで対応しているが、今のところ特段の不便なく生活できている。ポケットWi-Fiの契約料として毎月4,822円払っていたので、この出費が無くなったのは…

「ビジネスホテル>車中泊」ではなかった

先日、ちょっとした好奇心が湧いて、ビジネスホテルで1泊してみた。暖かい部屋のベッドで寝るのは2021年12月中旬にバンライフを開始して以来25日ぶりだったが、思ったほどの満足感は得られなかった。隣接する部屋の客の声や足音が気になったり、乾燥によって…

22日間、下痢をしなかった

12月22日にお腹を下したが、これは結構久々で、前回下したのは11月29日だった。22日間も下痢をしなかったのは、子供の頃からIBS(過敏性腸症候群)下痢型に悩まされていた私にとって生誕以来のベスト記録ではないだろうか。症状が改善した要因を断定するのは…

旅、はじめました。

12月中旬から、かねてから憧れていたバンライファー(vanlifer)、つまり車のバンに住む人間となり、旅をはじめました。山麓での隠居じみた生活は終えました。 旅は、車に住んでいるにもかかわらず、基本的に「自分の脚で移動する」という、少し奇妙な方法を…

人間は何事にも慣れる存在だ【読書ノート】「死の家の記録/ドストエフスキー」

死の家の記録 (新潮文庫) 作者:ドストエフスキー 新潮社 Amazon ヴィクトール・フランクルがユダヤ人強制収容所での生活を綴った「夜と霧 新版」のなかで、本書に書かれたドストエフスキーの「人間はどんなことにでも慣れられる存在だ」という言葉が引用され…

北へ(8・9日目)十日町の水鏡は美しく(終)

北上旅行8、9日目は、新潟県の十日町市に滞在した。日本三大渓谷に数えられる「清津渓」、ブナの木が一面に生い茂る「美人林」、多くのカメラマンが全国から訪れるという「星峠の棚田」をまわったが、そこに共通するのは水鏡が彩る美しさだった。 清津渓トン…

北へ(7日目)加茂水族館でクラゲに学ぶ

クラゲをライトアップした「クラネタリウム」で有名な、山形県の鶴岡市立加茂水族館に行ってみた。課外授業で来ている元気な小学生の一団と入場時間が被ってしまったので、やり過ごすために館内の説明書きを熟読していたら、クラゲの見た目だけでなく繁殖方…

北へ(6日目)庄内平野の夕焼けを見ていた

山形県酒田市にある「眺海の森(ちょうかいのもり)」の展望台に登り、庄内平野に落ちる夕日を見ていた。私はこの町に住む人を誰も知らないし、この町に住む誰もが私のことを知らない。しかし、町が夕焼けに染まり、建物や車の灯が一つ一つともって夜景へと…

北へ(4・5日目)面白山の渓谷は恐くて美しかった

北上旅行4日目(2021年10月17日)は、福島県喜多方市から山形県村山郡西川町まで移動しただけで、あとは車内で過ごした。この日はせっかちな寒波によって北海道各地で初雪が降った日で、山形県も天候が優れなかったのだ。翌5日目は月山に登ろうとしたのだが…

北へ(3日目)喜多方の花火は突然に

この日は観光名所などに立ち寄らず北方面への移動を済ませたら車内でのんびりしようと思って、栃木県日光市から福島県喜多方市を目指した。山間部にある町をいくつか通り過ぎたが、私が知るはずのないその町のひとつひとつに、なぜか強烈なノスタルジーを感…

北へ(2日目)日光白根山のジョン・スタインベック

群馬県と栃木県の境にある日光白根山(標高2,578メートル)を登り、約3年ぶりに「森林限界」を超えた。地方勤務の時に登山に熱中していた時期があったが、東京本社へ転勤、それからまもなくコロナ禍になり、登山からは足が遠のいていた。隠居じみた生活を送…

北へ(1日目)吹割の滝はミステリー

急に旅に出たくなった。というより、旅に出なくてはいけない気がした。このところ、家に閉じこもっていてもまるで気分が晴れない。暇なのを良いことに嫌な記憶ばかり掘り返して、無碍な時間を過ごしている。 住んでいる群馬県から、車中泊で東北方面を目指す…

自分はまさにHSPらしい【読書ノート】「ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。/エレイン・N・アーロン」

ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。 (SB文庫) 作者:エレイン・N・アーロン,Elain N.Aron SBクリエイティブ Amazon 特に参考になった箇所 ・HSP(Highly Sensitive Person = 敏感すぎる人)は全人口の15〜20%の割合でみられ、ネズミやネコ…

「死」にまつわる著名医師の冒険的な一生【読書ノート】「人生は廻る輪のように/E・キューブラー・ロス」

人生は廻る輪のように (角川文庫) 作者:エリザベス・キューブラー・ロス KADOKAWA Amazon 「死ぬ瞬間-死とその過程について (中公文庫)」の著者として有名で、ターミナルケア(終末医療)のパイオニア的存在である精神科医、エリザベス・キューブラー・ロス…

苦難の克服は誰かの希望になる【読書ノート】「足よ手よ、僕はまた登る/松田宏也」

足よ手よ、僕はまた登る―再起への五〇〇日 (山渓ノンフィクション・ブックス) 作者:松田 宏也 山と渓谷社 Amazon 中国の高峰・ミニヤコンカでの遭難による凍傷で両手の指のほとんどと両脚の膝から下を失った松田宏也氏が、会社員として社会生活に復帰し、再…

「生きる意味」は問うのではなく問われている【読書ノート】「夜と霧/ヴィクトール・E・フランクル」

夜と霧 新版 作者:ヴィクトール・E・フランクル みすず書房 Amazon ナチスの強制収容所から生還したユダヤ系オーストリア人の精神科医(兼心理学者)が、被収容者としての体験を綴った記録。世界的な名著と評されている。数年前に一度読んだことがあったの…

「一週間腹痛なし」の壁は高い 体の中のソニータイマー

また、つまらぬ下痢をしてしまった・・・。発酵性糖質を避ける「低FODMAP食」を始めてから、私のIBS(過敏性腸症候群)の症状は改善したものの、とりあえずの目標にしている「一週間に一度も下痢をしない」が達成できずにいる。調子の良い時は下痢をしない状…

孤独だと過去を思い出してばかりだが、それも良いかもしれない

人と会わない孤独な生活を始めてから、過去を思い出すことばかりしている。新生活の開始直後は、直近のサラリーマン生活について想起することが多かった。それが徐々に大学時代、高校時代、不登校だった中学時代、果てはそれより前の子供時代の記憶まで遡る…

自分はどっち?両方?【読書ノート】「HSPと発達障害/高田明和」

HSPと発達障害 作者:高田明和 廣済堂出版 Amazon 最近、SNSなどでHSP(High Sensitive Person)という言葉をよく目にする。人ごみや、映画などの暴力表現が苦手だったり、聴覚過敏のきらいがあったりする私もHSPに該当するのではないかと思っていたが、HSPの…

極限状態での「怒り」は活力か【読書ノート】「ミニヤコンカ奇跡の生還/松田宏也」

ミニヤコンカ奇跡の生還 (ヤマケイ文庫) 作者:松田宏也 山と渓谷社 Amazon 1982年、中国の高峰・ミニヤコンカ(標高7,556m)に挑んだ松田宏也氏は、19日間の遭難を経て、奇跡的に生還する。疲労、飢餓、凍傷で生死を彷徨うなかでの幻聴体験などが立花隆氏の…

もはや自己啓発書【読書ノート】「続・死ぬ瞬間/E・キューブラー・ロス」

死、それは成長の最終段階―続 死ぬ瞬間 (中公文庫) 作者:エリザベス キューブラー・ロス 中央公論新社 Amazon 参考になった知識 ・インドのヴェーダ(3,000年前のインド最古の宗教の聖典)から、現代の思想家の言葉にいたるまで、哲学者たちの目的はすべて、…

人の死生観は進歩しているのか【読書ノート】「ソクラテスの弁明・クリトン・パイドン/プラトン」

ソークラテースの弁明・クリトーン・パイドーン (新潮文庫) 作者:プラトーン 新潮社 Amazon 「死」あるいは「自死」がテーマの本を読むと、必ずといっていいほど引用されるのが、古代ギリシアの哲学者プラトンが師・ソクラテスの死について書いた一連の作品…

無職がプロレタリア文学を読んだら【読書ノート】「蟹工船/小林多喜二」

蟹工船・党生活者 (新潮文庫) 作者:多喜二, 小林 新潮社 Amazon 「ドン・キホーテ」に続く、今更読む名作シリーズ。賃金労働者の苦悩と反抗を書いたプロレタリア文学の代表作と評される本作を、無職の私があえて読んでみた。 この手の作品を読むと、「自分な…

今にも通じる17世紀のユーモア【読書ノート】「ドン・キホーテ(短縮版)/セルバンテス」

ドン・キホーテ (岩波少年文庫) 作者:セルバンテス 岩波書店 Amazon 17世紀のスペイン人作家であるミゲル・デ・セルバンテスが書いた「ドン・キホーテ」は「史上最高の文学」と評されるだけあって、今も数多くの本のなかで引用・言及されている。以前読んだ…

無職の髪のエトセトラ

なれるか、仙人ヘアー 髪が、伸びた。切らないから当然である。4月に隠居生活を始めてから、早くも5カ月(!)が経過した。人の髪の毛は1カ月に約1cm伸びるらしいので、サラリーマン時代から5cmくらいは長くなった計算になる。前髪は引っ張れば口まで届くし…

超常現象への取材姿勢に感心【読書ノート】「臨死体験/立花隆」

臨死体験(上) (文春文庫) 作者:立花 隆 文藝春秋 Amazon 「臨死体験」とは、事故や病気で危篤に陥った人がしばしば体験する不思議な現象のこと。死んだ先祖や神と会話したという人もいれば、魂が肉体から体外離脱して宇宙を自由に飛び回ったという人もいる…

旅への憧憬は60歳手前でも冷めない【読書ノート】「チャーリーとの旅/ジョン・スタインベック」

チャーリーとの旅 作者:ジョン スタインベック ポプラ社 Amazon 1960年、「アメリカ文学の巨人」と謳われる58歳の作家ジョン・スタインベックが、愛犬とともに母国アメリカを旅した記録。ピューリッツァー賞やノーベル文学賞を授かった人気作家が素性を隠し…

自分は親を捨てられるか【読書ノート】「楢山節考/深沢七郎」

楢山節考 (新潮文庫) 作者:七郎, 深沢 新潮社 Amazon 日本人の死生観に言及する多くの本で引用されていて、小説としても名作と評価されている。老人を山に捨てにいく「姥捨山(うばすてやま)伝説」を元にした作品で、老婆「おりん」とその家族らが、村でル…

「ゴキブリムエンダー」でゴキブリと無縁になった

初夏になってから、家の中でゴキブリの赤ちゃんを毎日のように見かけるようになった。5ミリメートルくらいの黒い体に白い線が入っている「クロゴキブリ」の幼虫だ。消臭剤のように部屋の中にスプレーするだけでゴキブリ駆除ができるというKINCHOの「ゴキブリ…