He is reclusive

バンライフ、旅、持病のIBS(過敏性腸症候群)、読んだ本などについて

2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

超常現象への取材姿勢に感心【読書ノート】「臨死体験/立花隆」

臨死体験(上) (文春文庫) 作者:立花 隆 文藝春秋 Amazon 「臨死体験」とは、事故や病気で危篤に陥った人がしばしば体験する不思議な現象のこと。死んだ先祖や神と会話したという人もいれば、魂が肉体から体外離脱して宇宙を自由に飛び回ったという人もいる…

旅への憧憬は60歳手前でも冷めない【読書ノート】「チャーリーとの旅/ジョン・スタインベック」

チャーリーとの旅 作者:ジョン スタインベック ポプラ社 Amazon 1960年、「アメリカ文学の巨人」と謳われる58歳の作家ジョン・スタインベックが、愛犬とともに母国アメリカを旅した記録。ピューリッツァー賞やノーベル文学賞を授かった人気作家が素性を隠し…

自分は親を捨てられるか【読書ノート】「楢山節考/深沢七郎」

楢山節考 (新潮文庫) 作者:七郎, 深沢 新潮社 Amazon 日本人の死生観に言及する多くの本で引用されていて、小説としても名作と評価されている。老人を山に捨てにいく「姥捨山(うばすてやま)伝説」を元にした作品で、老婆「おりん」とその家族らが、村でル…

「ゴキブリムエンダー」で幼虫を見なくなった

初夏になってから、家の中でゴキブリの赤ちゃんを毎日のように見かけるようになった。5ミリメートルくらいの黒い体に白い線が入っているクロゴキブリの幼虫だ。消臭剤のように部屋の中にスプレーするだけでゴキブリ駆除ができるというKINCHOの「ゴキブリムエ…

死が迫る人は何を求める【読書ノート】「死ぬ瞬間/E・キューブラー・ロス」

死ぬ瞬間-死とその過程について (中公文庫 (キ5-6)) 作者:エリザベス・キューブラー・ロス 中央公論新社 Amazon 参考になった知識 ・死が目前に迫った人の精神は(1)否認と孤立→(2)怒り→(3)取引(神との交渉)→(4)抑うつ→(5)受容の5段階を経…

死は穢らわしいのか【読書ノート】「納棺夫日記/青木新門」

納棺夫日記 増補改訂版 (文春文庫) 作者:青木 新門 文藝春秋 Amazon 参考になった知識 ・「納棺夫」という言葉は辞書になく、著者が客からそう呼ばれたのを受け入れていくうちに生まれた造語。 ・死体を綺麗にする「湯灌」はかつて、死者の親族が担うものだ…

IBSを克服した医師が語る【IBS本】「1分で効く!下痢止めBOOK 過敏性腸症候群を自分の力で治す本/加藤直哉」

1分で効く! 下痢止めBOOK: 過敏性腸症候群(IBS)を自分の力で治す本 作者:加藤直哉 径書房 Amazon 参考になった知識 ・健康なバナナ便と下痢便を分ける水分量は、わずか20ミリリットル。成人の1日の排便量は150〜200グラム程度。健康な便の水分量は70〜80%な…

正常な排便に朝は大事【IBS本】「もう通勤電車で下痢にならない!/松生恒夫」

もう通勤電車で下痢にならない! すべてのお腹弱い系を救う40の方法 作者:松生 恒夫 祥伝社 Amazon 参考になった知識 ・正常な排便を促す「大蠕動」は、朝食を食べた約1時間後に特に起こりやすく、この動きは20〜30分しか持続しない。次に起こるのは半日〜1日…

社会は自死を肯定できるか【読書ノート】「自死という生き方/須原一秀」

自死という生き方 (双葉新書) 作者:須原 一秀 双葉社 Amazon 参考になった知識(著者の主張) ・著者を自死に駆り立てたのは、「平常心で死を受け入れることは本当に可能か?」という仮説を「実証」しようとする研究者魂。 ・三島由紀夫の自死は当時、世間か…