アラサー隠居

都心のサラリーマンから田舎の山麓に住む「隠居」に転身したアラサー男が、孤独な生活や持病のIBS(過敏性腸症候群)にちなむ体験談、本などを紹介します。

「ゴキブリムエンダー」でゴキブリと無縁になった

 初夏になってから、家の中でゴキブリの赤ちゃんを毎日のように見かけるようになった。5ミリメートルくらいの黒い体に白い線が入っている「クロゴキブリ」の幼虫だ。消臭剤のように部屋の中にスプレーするだけでゴキブリ駆除ができるというKINCHOの「ゴキブリムエンダー」を試したところ、ゴキブリを一切見なくなり、1カ月以上経った今でもその状況は続いている。効果はあったようだ。

 

 

 毒餌剤である「ブラックキャップ」は既に3月下旬の引っ越し直後に家中に配置してあった。それでもゴキブリが発生するということは、さらに踏み込んだ対策が必要だった。そこでアースレッドなどの「くん煙剤」の使用を思いついたが、使用時に家電や食器を保護するのが面倒に感じた。その点、「ゴキブリムエンダー」は家電や食器の保護といった特別な準備が必要なく、部屋の四方に向かって吹きつけた後、部屋を30分締め切るだけで良い。しかもその間、自分が部屋のなかに居ても良いということなので、非常に楽に感じた。

 

 ここまで楽だと、逆に効果が疑わしかった。ゴキブリムエンダーを家中で使用した二日後、リビングと玄関で3匹ものゴキブリの幼虫の死体を見つけた。ゴキブリムエンダーの神経毒にやられたようで、床でひっくり返って野垂れ死んでいた。この後、さらに数匹の死体を家のなかで見つけたが、生きた状態のゴキブリには未だ遭遇していない。

 

 ゴキブリ以外の虫にも効果を発揮するらしい。ある日、確かにゴキブリではないが、名前もわからぬ体長3cmほどの羽虫が天井に張り付いていた。ゴキブリムエンダーはスプレーになっているので、「キンチョール」のような殺虫剤の感覚でその虫に吹きつけてみた。数十秒後、その虫はブルブルと震え始め、天井に張り付いたまま羽を動かしていたが飛ぶことはせず、やがて床に落ち、もがいた後に死んだ。

 

 神経回路がぐちゃぐちゃになったような残酷な死に様を見せられて、果たして人体に影響はないのかと怖くなった。ゴキブリムエンダーの缶を見てみると、有効成分に「ピレスロイド」とある。KINCHOのウェブサイトの情報(ピレスロイドの特長は? | 害虫コラム | ウルトラ害虫(がいちゅう)大百科 | KINCHO)によると、この成分は昆虫に対して速効性や忌避効果を発揮する一方、哺乳類や鳥類などの体内では速やかに分解され、無害だそうだ。つまり「ゴキブリムエンダー」は「ニンゲンニハムガイダー」ということになる。

 

 実は、田舎暮らしの経験が浅い私の恐怖の対象は、ゴキブリよりもむしろムカデだ。ムカデはゴキブリを餌にするので、ゴキブリを寄せ付けないことがムカデ対策にもなるらしい。今のところ、ムカデは見ていない。このまま虫のシーズンを終えたいと願っている。