He is reclusive

バンライフ、旅、持病のIBS(過敏性腸症候群)、読んだ本などについて

22日間、下痢をしなかった

 12月22日にお腹を下したが、これは結構久々で、前回下したのは11月29日だった。22日間も下痢をしなかったのは、子供の頃からIBS過敏性腸症候群)下痢型に悩まされていた私にとって生誕以来のベスト記録ではないだろうか。症状が改善した要因を断定するのは難しいが、11月下旬より取り入れた生活習慣ーー週40km以上のジョギングと、食べる米の量を1日1合まで減らして鶏肉を増やすーーことが奏功したのだと思う。IBSは症状も要因も人それぞれなので、あくまで個別のケースではあるが、自分自身の備忘録もかねてここに記しておきたい。

 

 運動はこれまでの人生でも取り組んでいた時期があり、それ自体がIBS改善に作用することも実感していた。ただ、運動した分、食欲が増すので、高カロリーなラーメンなどを運動後に食べてしまうことが多かった。ラーメンは言うまでもなく高FODMAP食品(小腸で吸収されにくい発酵性糖質を多く含む食品)で、さらに脂質が多いため、FODMAPを別にしても単純に消化が悪い。今までの私は、運動による改善効果を、体に合わない食事によって打ち消してしまっていたのだと思う。

 

 あまり厳格でない低FODMAP食の実践を続けるなかで、高FODMAP食品のなかでも特に自分の体に悪影響をもたらす食品と、あまり影響しない食品がわかってきた。本当は高FODMAP食品を一つ一つ試していくのが良いらしいが、それ程の真面目さが私にはなかった。麺類やたこ焼きなど小麦が原料の食品を大量に食べると腸の調子が悪くなるだけでなく、頭がボーとしたり、顔がむくんだりするので、よほど体に合わないのだと思う。FODMAPとは別で、グルテンに対する耐性がないのかもしれない。ただ、揚げ物の衣程度の量まで完全に除外しなくても良さそう。リンゴは毎日1、2個食べても問題なかったので、果糖に対する耐性はありそうだ。ネギは、焼き鳥のネギマに入っている程度は問題ない。ニンニクやタマネギは少量でも影響する。

 

 低FODMAP食品のなかでも、自分に合う食品とそうでない食品がわかってきた。運動に必要なタンパク質を補うには、自分にとっては脂質の少ない鶏肉が良いようだ。今まで「肉=腸に悪い」という先入観で控え目にしていたのだが、過剰とも思える1食約200グラムを1日1回、多い時は1日2回食べると、力が湧いて次回の運動に弾みがつく。一方、米は貴重な低FODMAPの主食であるはずなのだが、1日1合半〜2合くらい食べると、どうも腸の調子が悪くなる気がする。かといって一切食べないとエネルギー不足になるので、今は1日1合くらいにしている。

 

 腹痛・下痢の頻度が20日に1回程度であれば定義上は「IBSを克服した」と言えそうだが、安定的に下痢の頻度を少なくできるまでは安心できない。現に、12月22日に下痢をしてから4日後の26日にも下痢をした。12月中旬から、車に住む「バンライフ」を送っているため食生活も変わっているし、旅の都合上、ジョギングの距離を毎週10%ずつ、今は週60km程度まで増やしている。そういった生活習慣の変化がIBSの改善と悪化のどちらに働くかはまだわからない。